♪♪♪♪♪ 会員投稿欄 ♪♪♪♪♪
大阪府は新型コロナウイルスの感染拡大の為、緊急事態宣言の再延長を発表した。
友人たちとの食事会はおろか、サークル活動は全て中止となり、外出自粛をやむなく自宅で過ごす日が続いた。
「今日は雨が降るかしら?」
「晩ごはん何がいいかしら?」
こんな何気ない会話をする相手もいなくなった生活が長い。
「何もしないでじっとしていたらあかんよ」
体の中から『「活かつ』と、気合をいれる声が聞こえ、『百歳まで歩こう』のキャッチフレーズが頭をかすめた。
住宅街の花を眺めながら、市民の憩いの場として親しまれている玉串川沿いに出た。
桜の季節は終わり若葉から青葉のトンネルは、夏が近いと感じた。
散歩中の友人とすれ違い久し振りの顔に「元気?」と声を掛け合った。
川の岸は低い石段になって下に降りると水に手が届きそうだ。先日の雨で少し濁っているのか、群れになった鯉の口だけがパクパクと見えた。
「凄い」思わず声が出た。
鯉と遊べる川沿いとして人気があり、子供連れの姿を見かけるが、今日は珍しく誰もいない。
足元には重なりあって寄ってくる凄い数の鯉。餌を求められている気がした。
鯉ってこんなに大きな口なんやー。お腹の中まで見えそうだ。
向こうから自転車に乗った女性が立ち止まり、パクパクしている鯉の口を見て「あら、お腹が空いているの?」と、足もとの鯉に「そうかそうか、お腹空いていたのか」と、話しかけて、カバンの中からパンを取り出し、「ほら、奥さんも一緒にあげよう」とパンを手渡してくれた。
このあったかい不思議な連帯感。
二人でパンをちぎって、ポイッ、ポイッ、と投げると、群れになっている鯉はバシャ、バシャと凄まじい音を立て、ジャンプしてパクリ、パクリとパンを奪い合った。
群れから外れた鯉にもホラッ、鯉はパクリと一気にくわえて丸い目でウインクしたように見え、「ワー凄い」いつの間にか
童心に帰っていた。
「ハイ、もう終わりよ」女性は空っぽになった袋を鯉に見せて、石段を上がって行った。
一服の清涼剤をくれた女性に「楽しませてくれてありがとう」と、お礼を言うと、
「こちらも楽しかったわ。会社の帰りなの」と、笑顔で答え、再び自転車で帰って行った。
コロナ自粛の中、思わぬ楽しい時間をもらった人との縁。
川の向こうには白鷺が餌をついばみ、自然がいっぱいのこの町には人々を癒してくれる場所があり、市民が集い、豊かな時間を過ごしていた。
“コロナ。早くなくなって”(令和4年1月)
早いもので八尾に住んで50年を迎えました。結婚を機に誰も知らないこの地で二人の子育て終え、今は、自分の時間ができ、ゆとりある生活を送れているのではないかと思っています。子育ての合い間を見つけてはボランティア活動に参加させてもらったり、子供を通じての交流を楽しんだりしている内に時間が流れ、気がついたら高齢者の仲間いりです。
ところが長年住んでいる八尾なのに、ごく身近な事しか知らないのに気づき、八尾市にある観光ボランティアガイドの会に参加させていただきました。
すでに活動されている方々は、八尾が大好き、八尾のことを知ってほしいといった熱い気持ちの持ち主で会えば、物部守屋,聖徳太子等歴史上の人物や寺内町の起こり、さらには高安古墳群の遺産、とそれぞれに語り始めると留めがない位です。
主婦生活で世間話に明け暮れしていた私には目を丸くすることばかりでした。
定年を迎え仕事と自宅の往復しかなかった男性の方、子供を育てるのに一生懸命で視野が狭くなっていた女性の方一度顔をあげて見回してみませんか。
すぐ近くに多分目をとめる何かがあると思います。「角にあるお地蔵さんいつからここにあるんかな」「古い道標なんてかいてあるの」「玉串川っていつからあったんかな」「河内音頭は?」「今東光は、八尾の人?」すぐ近くからなんでもないことがひろがっていくのでは、ないでしょうか。
住んでいる八尾のことを知って井戸端会議に話題になればいいなと思ったりもしています。
私のこれからの老後も好奇心を持って新しいことも頑張って取り入れ楽しい毎日になるように努力していきたいと思います。
まずは健康ですね。
人任せにしないで自分の人生楽しむことにしましょう。(令和3年1月)
■水谷 彰さん(会員)の投稿 ~2012.9.30投稿~
●下記pdfファイルでも、閲覧可能。(より大きな画像で閲覧できます)
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●下記pdfファイルでも、閲覧可能。(より大きな画像で閲覧できます)
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■肥山一文さん(会員)の作品 ~2012.5.24投稿~
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川柳-東北を旅行して
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・ナマハゲが舞台の上で見栄を切る
・懸命に打った太鼓に感動す
・波高し仏が浦に手を合わす
・景観とガレキの山を見比べる
・東北に気持ちだけでも支援する
上の2句は秋田県男鹿温泉の和太鼓とナマハゲについて。
3句目は青森県下北半島の仏が浦の海上から。
4句目は岩手県の三陸鉄道の車窓から。
5句目は東北旅行の締めくくり。
下北半島の国道で。この桜並木が8キロ位続いていました。(撮影5月16日)
(下の女性はバスガイドさん)
岩手県のリアス式海岸を走る三陸鉄道の宮古市の北にある北山崎展望台に咲く八重桜。
(撮影5月17日)
今年の冬は本当に寒くて5月の連休あたりまで冬だったそうです。
例年は5月上旬になると桜が咲き、中旬には菜の花が満開だそうです
が、今年は菜の花は東北の南は満開でしたが北のほうはまだまだ蕾でした。
肥山一文
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■鴻農昭二郎さん(会員)の作品 ~2012.4.3投稿~
⌘⌘⌘⌘⌘⌘ ▶▶▶ 海外旅行記 ◀◀◀ ⌘⌘⌘⌘⌘⌘
平成23年6月に10日間のスペイン周遊ツアー
家内と参加しました。飛行時間36時間半、バスで2,000km、睡眠時間平均5時間で非常にハードでした。しかし、市街でも古代の建物が存在し、日本とは全く違った風景、壮大な聖堂、数多くの美術館・博物館が印象的で、世界遺産に富むスペインの魅力を満喫しました。
<スペインの魅力を満喫 旅行日程>
6/3 カタール航空にて関西国際空港発
6/4 ドーハで乗り継ぎ、マドリッド着
6/5 マドリッド市内観光。欧州3大美術館のひとつプラド美術館見学後、中世の街並みを今にとどめる世界遺産の古都トレド観光
6/6 「ドンキホーテ」の舞台となったラ・マンチャ経由ゴルドバ観光
6/7 グラナダへ。世界遺産アルハンブラ宮殿見学
(当ツアーのベスト2)
6/8 地中海沿いのアリカンテ滞在(風景・気候一変)
6/9 バレンシア経由タラゴナへ
6/10 タラゴナでローマ円形競技場遺跡などを見学後、モンセラット修道院の「黒いマリア像」に対面。バルセロナへ移動。フラメンコショーに酔いしれた。
6/11 バルセロナ観光。1882年着工、現在も工事続行中の世界遺産サグラダ・ファミリア大聖堂の壮大さに感服。(当ツアーのベスト1)。
オリンピックが行われた競技場などを見学。
6/12 午後、帰国の途につく
写 真 集
① プラド美術館前(マドリッド)
② 王宮(マドリッド)
③ 丘の風車(ラマンチャ)
④ ローマ橋(ゴルドバ)
⑤ アルハンブラ宮殿より下界(グラナダ)
⑥ 地中海のバルコニー(タラゴナ)
⑦ 円形競技場遺跡(タラゴナ)
⑧ 「黒いマリア像」(モンセラット修道院)
⑨ サグラダ・ファミリア大聖堂(バルセロナ)
⑩ サグラダ・ファミリア大聖堂の内部(バルセロナ)
⑪ オリンピック競技場(バルセロナ)
⑫ オリンピック村の海岸部(バルセロナ)